Children's Illustrated Encyclopedia
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helicopters(ヘリコプター)と hibernation(冬眠)、 Nelson Mandela(ネルソン・マンデラ) にMedieval Europe(中世ヨーロッパ)、 the sun(太陽)や the Supreme Court(最高裁判所)。ドーリング・キンダーズリー社の改訂版『Children's Illustrated Encyclopedia』なら、どんなことでも教えてくれる。写真とイラストは、改訂前よりなんと1000点以上も増えて計4500点にのぼり、500項目以上のアルファベット順の見出しのほかに、幅広い話題に関する、2000項目の小見出しも用意されている(しかも、1項目につきページをまるごと使った説明が、100ページ増えた)。 本文は、8歳から11歳までの子ども向けカリキュラムのレベルに見合うよう、教育専門家によって書き直されている。Webサイトのリンク集やクロス・リファレンス、デジタル・マップ、そして世界の最新情報を網羅したこの百科事典は、21世紀を迎えるのに十分な知識を子どもたちに与えてくれる。本文はわかりやすく、適切で綿密に調査された情報がぎっしり詰まっている。 本書の特色は、「ここを引いてさらに発見してみよう」という方式のクロス・リファレンス。これを利用すると、もっと詳しい内容の囲み記事へと導かれ、さらに関連記事やWebサイトも発見できるしかけになっている。たとえば、lasers(レーザー)という言葉を調べてみよう。すると、「ガス、宝石類、照明、お店とショッピング、音楽レコーディング」の項を案内してくれるのだ。またBrazil(ブラジル)を調べてみると、「祭りと祝祭日、森林に生息する野生動物、河川、サッカー、南アメリカ」に関する情報にすぐたどりつくようになっている。 30ページにわたる「ズームアップ」という参考コーナーでは、天文学、世界の通信手段、動植物の分類、それにJ.K. ローリング(!)に至るまで、実にさまざまな話題についての、かなり詳細な情報が掲載されている。本書は、学校にも家庭にも備えておきたい優れモノの百科事典であり、時間のあるときにはいつでも手にとって眺めたい1冊だ。 ASIN:0789464985
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| 値段: | 16,483円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Bjork
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音楽づくりにかけては、ビョークにマニュアルなど必要ない。彼女は常に人の先を行って慣習を破り、聴く者をいまだ足を踏み入れたことのない道へ導き、忘れがたい、美しい響きの音の旅へ誘う。昨年は、ラース・フォン・トリアー監督の大傑作映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で主演を務め、カンヌ映画祭で夢の主演女優賞を獲得。一貫して既成概念や国境を超えた創造力を発揮し続けている、真のアーティストである彼女の手にかかればすべては黄金に変わる。 ビョークが新たに手がけるのは、写真と文を集めた、豪華な出来栄えの、驚くほど美しい本で、世界中でいっせいに発売される。デザインは、ビョークとM/M(ヴァレンシアガやヴィジョネア誌、ヨウジ・ヤマモトの仕事に携わったこともある、パリの有名なデザインユニット)。ビョーク本人の文章やアートはもちろん、世界のトップフォトグラファーやファッションデザイナー、ビデオプロデューサーも作品を寄せている豪華本だ。 ビョークの歩みを写真でつづる壮大な叙事詩のように仕立て上げたこの本は、現代を代表する独創的なパフォーマーの1人である彼女の、美しい画像とテキストからなる「手引書」だが、従来の本とはまったく趣を異にする。時期を同じくしてニューアルバム『Vespertine』(邦題『ヴェスパタイン』)をリリースし、そのツアーも始まるが、この本は、本棚に「華」が欲しいと思っている人はもとより、ビョークの崇拝者には必携の1冊だ。 ASIN:1582342261
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| 値段: | 15,063円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
High Fidelity
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ベビーブーム世代は「テレビ世代」だとよくいわれる。だが、このゆかいな小説『High Fidelity』(邦題『ハイ・フィデリティ』)を読むと、彼らは「レコード世代」でもあるんだ、とあらためて気づく。 本書の語り手を務めるのは、ロンドンで中古レコードショップを経営する30代初めのイギリス人。昔ながらのビニール・レコードしか店に置かない、という変わり者の彼は、失恋をきっかけに本当の大人になろうとしていた…。 本書は楽しくてロマンチックな恋愛小説。だが一番の見どころは、音楽ジャンキーである主人公とその友だちがポップミュージックに関するマニアックな話題で応酬するシーンだ。 ASIN:0575057483
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| 値段: | 13,667円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
The Amazing Pop-up Music Book (Amazing Pop-Ups)
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駆け足をするポニーのように「パカッパカッ」という音を立ててみよう! 音楽の木のエレベーターに乗ってみよう! クエンティン・クオーター・ノートに会ってみよう! つま先ダンスがしたくなったり、拍子をとりたくなるような生き生きしたインタラクティブブック。向上心に燃えた小さな音楽家たちが、つまみを引っ張ったり、フラップをめくったり、本物の電池で動く電子キーボード(SR1130の電池2個を含む)をいじったりと多彩に遊べる絵本。そのうちに、だれでも楽譜が読めるようになるはず! 動物のなかまが紹介してくれる音楽に必要なものは、リズム、音符、拍子記号、五線譜、音階、シャープとフラット、そして調子記号など。なるほど、勉強は一生もの――すばらしいイラストの数々を見るだけでそう思ってしまう。音符にのって、半音下げようとする太ったゾウ。ロックンロールを奏でる「Beetles」は、五線譜の音符の簡単な読み方――「Even Groovy Bats Drink Fly-juice.」――を教えてくれる。各ページの色使いや登場するキャラクターそして情報量の多さにはつい圧倒されるが、読むたびごとに新たな発見があるのも確かだ。 ケイト・ペティとジェニー・マイゼルズは、本書のほかにも『The Amazing Pop-Up Multiplication Book』、『The Amazing Pop-Up Grammar Book』といった「とっつきにくい科目を楽しんで学習できる」本を共同製作している。いずれの本も、創意に富んだ手法とゆかいなキャラクターは、勉強嫌いの子どもたちはもちろん、勉強熱心な子どもたちにも、同じくらい親しまれている。(Emilie Coulter, Amazon.com) ASIN:0525461604
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| 値段: | 12,521円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
New York City Ballet Workout: Fifty Stretches And Exercises Anyone Can Do For A Strong, Graceful, And Sculpted Body
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ダンサーのあの美しい肉体は、踊ることによってつくられているのだろうか? いや、それだけではない。さらに特別のエクササイズやストレッチで鍛え上げることによって、欠点ひとつない見事な肉体が保たれているのだ。 本書はダンサーが行う基本的な腹筋運動から、身体機能を調整するとともに持久力をつけるための「センターエクササイズ」、さらにダンサーさながらの脚をつくるための1ランク上の脚運動まで、合計50のエクササイズを紹介。このエクササイズをするときにぴったりの音楽まで教えてくれている。 ASIN:0688148433
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| 値段: | 10,914円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
The American Heritage Dictionary of the English Language
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『The American Heritage Dictionary』の最新版が発売された。これは、辞書の細部に特に敏感なその道の通のみならず、日常の読み書きに辞書を使う一般の人々にとっても画期的なニュースだ。なぜか?『The American Heritage』は、どこの家庭にも1冊はある辞書として不動の人気を誇ると同時に(多彩な写真やイラストも人気の一因である)、私たちがふだん目にしている雑誌や新聞、それにインターネット情報の出典となる、重要な辞書だからだ。アメリカ中の作家や編集者にとって、本書は文章を書くときのスタイルや情報の基準を決める辞書なのである。 そういった意味で、この最新版は楽しみであり注目すべきものであるが、さて、その内容はどうだろうか?まず長所を挙げよう。この第4版は、現在、出版されている辞書の中で、最新の情報が最も多く盛り込まれている。1994年に出版された第3版は、今でも立派に辞書として使えるものの、多少時代遅れになってしまった。それから6年を経て登場したこの第4版には、新たに1万語が追加されている。第3版にはなかった見出し、たとえば、dot-com、e-commerce、soccer mom、Ebonics、Viagraも含まれているし、語義の面でも、"surf"に「テレビ番組やインターネット情報をあちこち見る」といった意味が加えられている。(これらは、1996年版『Oxford Encyclopedic English Dictionary』にも記載のない語義) 本書の編集委員には、文化人類学、建築、映画、法律、軍事科学、音楽、宗教、スポーツといった分野での権威が名を連ね、そのため扱っている範囲も、芸術、文化、そして技術と実に幅広い。ただ残念なことに、編集委員には医学分野の専門家が全くいないため、医学的な語義に関してはやや標準以下、という印象だ。ほかにも欠点を挙げると、語義を説明するのに同じ意味の単語を使う傾向がかなりみられる。たとえば"fuzzy"という単語の最初の2つの意味を見ると、「1. 綿毛(fuzz)でおおわれた」「2. 綿毛(fuzz)の、またはそれに似たものの」とある。加えて、語義の説明が冗長な箇所もある。たとえば、"furious"は「猛烈な怒りでいっぱいの、激しい怒りが特徴の、激怒した」とあるが、『Oxford Encyclopedic』で引いてみると、ただ「1.非常に怒った 2.激怒した」と簡潔そのものである。 だが一方、この辞書には、同義語、用法、語源について、他の辞書にはない情報を含んだ、貴重な見出しが多い。なかでも、"diatribe"という単語の歴史や、"discomfit"の用法についての説明などは興味深い。レイアウトは見やすく、語句が紺色または緑色の太活字で記されているため、語義の部分とはっきり区別できるようになっている。さらに、4000点にも及ぶカラー写真や地図、それにイラストはわかりやすく、見ているだけで楽しい。余白に、Francis Bacon(フランシス・ベーコン)と bacterium(バクテリア)と a Bactrian camel(フタコブラクダ)がカラーで描かれているページもあれば、Theodore Roosevelt(セオドア・ルーズベルト)とa rooster(おんどり)の描写が一緒に載っているページもあるし、Isak Dinesen(イサク・ディーネセン)とa dingo(オーストラリア産の野犬)と dinoflagellate(海生プランクトン)が一緒のページもある。本書は、じっくりと読むことができる魅力あふれる1冊であり、これまでの『The American Heritage Dictionary』に、賞賛をもって報いるべき学術情報をさらに加えた辞書である。 ASIN:0395825172
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| 値段: | 10,614円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
A Day in the Life: Music and Artistry of the "Beatles"
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「ビートルズについてもっとも評価されるべき点はその芸術性にある」 著者マーク・ハーツガードは序文でこう書いている。ビートルズは、その髪形やファッション、ライフスタイル、そしてゴシップまでがマスコミをにぎわせたが、ビートルズが重要な意味をもつのはその音楽であって、それを作り出した4人の若者のプライベートな行動ではない。これまで数多く出版されたビートルズ伝が、メンバーや関係者の曖昧な記憶にたよった噂話を多く含んでいるのに対して、著者はあくまでも彼らの音楽を中心にとらえたビートルズ伝を目指した。 本書は、彼らの音楽がどのように作られ、レコーディングスタジオでどんな会話があり、彼らはその曲をどう思っていたか、アビィ・ロード・スタジオに残された400時間以上にも及ぶテープとインタビューに基づいて解説している。 たとえば1つの曲が、デモテープからスタジオ録音を経てどんなふうに完成していくのかを、歌詞、歌い方、奏法、アレンジの変遷も含めて追っている。また、「アイ・フィール・ファイン」のフィードバック奏法、「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」の斬新なサウンドの秘密、そしてポールの「ペニー・レイン」のしゃれた表現やジョンの「ノルウェーの森」の内省的な歌詞への愛情あふれる記述にふれると、著者がどれだけ彼らの言葉を愛しているかが伝わってくる。(堤 昌司) ASIN:0333628241
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| 値段: | 10,428円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Psalm at Journey's End
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宇宙では壮大な音楽が奏でられている、と父親は言う。「もしも実際に天空の音楽があるとすれば、それは空気の振動によるものではなく、それとはまったく別の、宇宙の強大な音楽だろう…」 このような話を、主人公と言っていい立場にあるジェイソン・カワードは、子どものころに聞かされる。このときまだ彼は、自分がタイタニックという運命の船に、楽団のマスターとして乗り込むことになるとは気づいていない。もちろんそれはカワードに限らず、彼と共に演奏する6人のメンバーにしても同じことだ。別々の国や街で生まれ、異なった人生を歩んできた自分たちが、どうして最後に同じ末路を迎えるなどと思うだろうか。 「それは音楽の力なんだ」と、この長大な作品をわずか25歳のときに描いたノルウェーの作家ハンセンは言いたいのに違いない。惑星直列ではないけれど、一見バラバラに関係なく動いている惑星には軌道と時間的秩序があって、しかるべき時にしかるべくして、その一瞬の運命を共有するようにできている。宇宙で奏でられている音楽に操られるかのように、人々は出会う。ただその音楽の旋律を、ほとんどの人が聞き取れないだけだ。 タイタニックに乗船する楽団員はすべて、ハンセンの創作によるものだ。そこにいたるまでの個々の運命もまた、彼の創意によっている。そして、あらかじめ設定された時間に動き出す時計にたぐり寄せられていく彼らを、読者は結果を知りながら見守っていくことになる。しかしながらそこに陰惨さや悲劇性は希薄だ。「宇宙には音がある」ということを、読者は冒頭から諭されているからだ。 宇宙の音を、やや強引に「神」に置き換えるなら、人物たちのエゴは最初からはかない。そしてタイタニックは悲劇ではなく、自分もまた最初から何らかの「船」に乗っている「乗客」であることを読む者は感じる。その意味で、この本の表紙は完全に正しい。(駒沢敏器) ASIN:0099268256
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| 値段: | 10,161円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Tell Me Why: A Beatles Commentary
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1962年にデビューして以来1970年までにビートルズが残した録音曲は200曲余り。その全曲に解説をつけるという趣旨の本はおそらく世界中で数十冊は出ているはずだ。比較的シンプルなロックンロールに始まり、フォーク・ロック調、サイケデリック調を経てブルース・ロックやジャズ、アバンギャルド、さらにはのちのプログレ、ヘビーメタル、AORの種子ともいえる作品まで残しているビートルズだけに、その全曲を分析、解明するという作業は著者にとってもそれだけやりがいのある仕事なのだろう。 アメリカの作曲家兼ピアニストである著者による本書は、そんな全曲解説本のなかでも大作として分類されるべきものである。420を超える総ページ数、長いものでは1曲に数ページを費やして、著者はコード進行、メロディーラインの構成、歌詞のコンセプトなどの観点から楽曲分析を試みている。そこから浮かび上がってくる4人それぞれの性格や当時の心情にまで言及しつつ、20世紀最高の音楽がどのように生まれ出てきたか、そしてそれがどんな意味をもつのかを徹底して解き明かそうとする姿勢には脱帽する。(星野吉男) ASIN:0394550617
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| 値段: | 10,131円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Bill Evans: How My Heart Sings
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ごく普通のアメリカ人らしい少年時代を否定することは、白人ミュージシャンならではの欲求だったのか、あるいは、それはアルコール中毒の父親(本当にそうだったかは誰も知る由もないが)から受け継いだ遺伝子に組み込まれていたのか。いずれにしろ、ビル・エヴァンスがアメリカで最も影響力のあるジャズ・ピアニストのひとりであり、同時に麻薬中毒者であったことは確かだ。彼が麻薬を常習するようになったのは、1950年代、マイルス・デイヴィス・セクステットに参加してしばらく経ったころからだ。エヴァンスはそれから20年もの間、ヘロイン、メタドン、そしてコカイン中毒の深みに溺れた。内気なミュージシャンとしては、ただ気楽にピアノの前に座っていたわけではないだろう。マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ポール・チェンバース、そしてフィル・ジョー・ジョーンズの「クールの化身たち」の影に隠れ、バンド仲間だけでなくファンからの厳しい嘲笑にさらされたからだ。麻薬は彼の身体と魂をゆがめてしまったが、鍵盤を走る彼の指は皮肉にも、かつてないほど崇高な音楽を奏でた。著者である伝記作家のピーター・ペッティンガー自身もプロのピアニスト、そしてエヴァンスを長く聞いてきた人であり、音楽の微妙なニュアンスを表現する達人でもある。彼はまた、これほどまでの美しさと痛みをエヴァンスの人生にもたらすことになったフォース(力)を探る上でも、鋭い感覚を示している。結果、この本は、重荷を背負って生きた男の記念碑、エヴァンスの卓絶した音楽へのオマージュとなっている。 ASIN:0300071930
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| 値段: | 10,043円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Lolita
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エロティック文学のイメージをよそに、『Lolita』(邦題『ロリータ』)にはエロティックな点だけでなく知的な意味での魅力もある。この小説は、思わずほおがゆるんでしまう場面も眉をひそめたくなるような場面もあるラブストーリーなのだ。 ヨーロッパからアメリカに流れてきたインテリのハンバート・ハンバートは、少年時代の失恋相手がいまだに忘れられない。12歳のドロレス・ヘイズという理想のニンフェットに出会った彼は、彼女を誘惑しようと手の込んだ策を練るが、当面の問題は彼女の母親をどうするかということだった。そんな悪巧みもなんのその、ハンバートの病的な夢想よりも現実は厳しく、ロリータはハンバートの理想とする完璧な恋人になることを拒む。 内容と同様に、言葉遊びや隠喩による謎かけがなされるなど、表現技法でも常道からの逸脱を試みているこの小説は、ナボコフが1955年に発表したもので、母国語ではない言語に対するロシア生まれの作家の歓喜を表した「賛美の歌」といえるだろう。実際、言葉の端々に見られる隠喩を完全に読み解きたいと思えば、注釈版を参照する必要がある。たしかに『Lolita』は大胆なまでにエロティックであるが、それは、「淡い蜂蜜(はちみつ)色の肩…しなやかな絹の背中」の少女より、ハンバートが自らの禁じられた欲望を語る、過剰なまでに華麗な文章に起因する部分が大きい。 音楽のような、甘酸っぱい林檎のような声。…ローラ。大人になりきっていない女の子。太古からの果実をむさぼり、果汁を口に含んだまま歌う…彼女の動作のひとつひとつが、ほんのわずかな動きが、野獣と美女の間の、抑圧されて爆発寸前の野獣と、純白の綿のワンピースをまとった、体にくぼみのある美しい少女の間の、秘められた触れ合いを隠蔽し、秘めごとをさらにいっそう謎めいたものにしてくれる。 『Lolita』が豊かなメタファーに満ちているのは、小説の核をなす「愛」がそれだけ難解であるが故であろう。ハンバートは形式や歴史を重んじるヨーロッパという旧世界の象徴であり、ロリータは、みごとに成熟しながらも度を越すことはなく、素朴なところも残しているアメリカの象徴である。ナボコフは両者の間にあって、文化の探求に喜びを見いだしている。戦前のアメリカの郊外や小さなショッピングセンターやモーテルに関するハンバートの記述には、心をひかれながらもどこかで嫌悪感を覚えているナボコフの姿がある。 しかし、この小説のシンボリズムがいかに魅力的なものであるにせよ、最大の魅力と悦楽はハンバート・ハンバート自身にある。本人が語っているように、ハンバートは人目を忍んでこそこそするようないかがわしい人物でもなければ、無垢なものを踏みにじるようなゆがんだ心の持ち主でもない。むしろ、ナボコフの代弁者として名高いハンバートは、地に落ちた状態にあってもウィットと分別を忘れない。彼にとって言葉遊びは、抑圧された性的衝動を満足させることと等しく重要なのである。 ASIN:0297819100
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| 値段: | 8,714円 |
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Songbook
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ニック・ホーンビィの『Songbook』に収められたエッセイは、巧みに編集されたミックス・テープのように熱くダイレクトに胸に響いてくる。さすがは、音楽ファンを歓喜させた小説『High Fidelity』(邦題『ハイ・フィデリティ』)の著者。自分の大好きな31曲の歌について、彼ほど気の利いたコメントができる人はまずいないだろう。 「自分のお気に入りの曲について僕に言えるのは、どの曲も大好きで一緒に歌いたくなるし、ほかの人にも無理やり聴かせて、僕と同じくらい気に入ってくれないとヘソを曲げてしまうという程度のことだ」と言うホーンビィ。そんな謙虚なことばとは裏腹に、ネリー・ファータドの「I’m Like a Bird」を麻薬患者みたいに繰り返し聴きたくなる欲求を見事に説明してみせたり、ラウドン・ウェインライトのオリジナル曲を息子ルーファスが遠慮気味に解釈し直した「One Man Guy」の中に「神の声が聴こえる」と主張したりする(「ウェインライト・ジュニアの性的指向による微妙なひねりが加わって…」)。とりわけ感動的なのは、ホーンビィ原作の映画『About a Boy』(邦題『アバウト・ア・ボーイ』)のサウンドトラック用に書かれたバッドリー・ドローン・ボーイの「A Minor Incident」へのコメント。『About a Boy』の執筆中、ホーンビィの幼い息子が自閉症と診断された。その出来事が、ホーンビィがずっとあとになって聴く一見無関係そうなこの曲を、彼の心になおさら深く響かせることになった。「僕の息子のことを書いた本じゃないのに、その中のひとつのエピソードをもとに誰かが素晴らしい曲を書き、結果的にはそれが僕にとって、自分の本よりはるかに個人的な何かを意味するものになっている」。本筋から少し外れたこの手の秘話や考察が、すてきな歌と同じように、最後のページを繰ったあともいつまでも心に残るのだ。 付録の11曲入りCDは素晴らしいアイデアだが、使用許諾の問題からか、残念ながら本書に登場するすべての曲を聴くことはできない。しかし全体としては、ホーンビィの卓抜な文章、カナダ人アーティスト、マルセル・ドザマの奇想天外なイラスト、さらに立派な目的(本書の収益は自閉症児のための学校「ツリーハウス」とサンフランシスコ・ベイエリアの非営利の学習センター「826ヴァレンシア」に寄付される)と、ヒットの条件をそろえた貴重な1冊だ。(Brad Thomas Parsons, Amazon.com) ASIN:0971904774
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| 値段: | 7,942円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
PSALM AT JOURNEY'S END TPB
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宇宙では壮大な音楽が奏でられている、と父親は言う。「もしも実際に天空の音楽があるとすれば、それは空気の振動によるものではなく、それとはまったく別の、宇宙の強大な音楽だろう…」 このような話を、主人公と言っていい立場にあるジェイソン・カワードは、子どものころに聞かされる。このときまだ彼は、自分がタイタニックという運命の船に、楽団のマスターとして乗り込むことになるとは気づいていない。もちろんそれはカワードに限らず、彼と共に演奏する6人のメンバーにしても同じことだ。別々の国や街で生まれ、異なった人生を歩んできた自分たちが、どうして最後に同じ末路を迎えるなどと思うだろうか。 「それは音楽の力なんだ」と、この長大な作品をわずか25歳のときに描いたノルウェーの作家ハンセンは言いたいのに違いない。惑星直列ではないけれど、一見バラバラに関係なく動いている惑星には軌道と時間的秩序があって、しかるべき時にしかるべくして、その一瞬の運命を共有するようにできている。宇宙で奏でられている音楽に操られるかのように、人々は出会う。ただその音楽の旋律を、ほとんどの人が聞き取れないだけだ。 タイタニックに乗船する楽団員はすべて、ハンセンの創作によるものだ。そこにいたるまでの個々の運命もまた、彼の創意によっている。そして、あらかじめ設定された時間に動き出す時計にたぐり寄せられていく彼らを、読者は結果を知りながら見守っていくことになる。しかしながらそこに陰惨さや悲劇性は希薄だ。「宇宙には音がある」ということを、読者は冒頭から諭されているからだ。 宇宙の音を、やや強引に「神」に置き換えるなら、人物たちのエゴは最初からはかない。そしてタイタニックは悲劇ではなく、自分もまた最初から何らかの「船」に乗っている「乗客」であることを読む者は感じる。その意味で、この本の表紙は完全に正しい。(駒沢敏器) ASIN:0436204096
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| 値段: | 7,912円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Halloween: The Best of Martha Stewart Living
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不気味さと優雅さが絶妙なハーモニーを奏でる『Halloween: The Best of Martha Stewart Living』は、ハロウィーン関連本の中でも一押しのガイドブックだ。 無数のカボチャちょうちんでライトアップされた神秘的な中庭を舞台に、究極のハロウィーンパーティーが始まる。ゲストを迎えるのはコウモリの影がちらつくカンテラと今にもおばけが出そうな窓飾り。シフォンでできた幽霊が部屋のいたるところに出現し、いかにも何かが起こりそうな音楽が流れる中、パンプキンをかたどったごちそうの登場でムードは一気に盛り上がる。パーティーのおもてなしは「残酷メニュー」で。眼球が浮かんだカクテル、不気味なクロックムッシュ、クモの巣で覆われたサンデーなどが次々と登場し、ゲストの想像力をかき立てる。 気味の悪い仮装も腕のみせどころ。本書では「犠牲者たち」が嬉々としてガイコツ、ミイラなどにみごと変身を遂げている(喪服の未亡人に大変身したのはマーサ自身だ)。わかりやすい手法、楽しいレシピに美しい写真、お役立ちショップリストも満載。スタイリッシュなハロウィーンパーティーを開きたいという気にさせる1冊。 ASIN:060980863X
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| 値段: | 7,669円 |
| 店名: | Amazon.co.jp通販サイト(アマゾン) |
Corelli's Mandolin
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本書は、イギリスで1994年に刊行されて以来、7年間で200万部以上の売り上げを記録し、世界26か国で出版された大ベストセラーの歴史・恋愛大河小説である。 舞台は第2次世界大戦下のギリシャの小島、ケファロニア島。村で唯一の医者の美しい娘と、村に進撃してきたイタリア軍大尉の、半世紀以上にわたる恋愛の軌跡を描いたこの作品は、愛、夢、希望など、人間性のすべてを破壊する戦争の悲惨さと、その中で絶望と戦い、これに打ち勝ってゆく人間の素晴らしさをあますところなく描いている。 地中海の陽光と微風の中、島の人々の日常は美しく、あくまでつつましく穏やかに、かつユーモアたっぷりに描かれる。人格者として村人に慕われる老医師イアンイスと、優しさと激情を併せ持つ気丈な娘ペラギアの細やかな心の通い合いは胸を打つ。その静かな日常が、イタリア軍の進撃・占領によって破られる。接収された家に同居することになったアントニオ・コレリ大尉は、マンドリンを奏でる好男子だった。ペラギアは反発を感じながらも、何時もユーモアを忘れないコレル大尉にひかれていく…。相思相愛となった2人の語り合いは、いつも「戦争がすんだら…」に始まり、そして終わることとなる。「戦争がすんだら結婚しよう、戦争がすんだら子どもを作ろう…、戦争がすんだら…」。2人の苦悩は、ギリシャという小国家が、その神話的・牧歌的世界を、近現代史の激動に蹂躙(じゅうりん)される苦悩の声そのものである。 戦火の絶望のうちにあっても、音楽が人を救うことを作者は強調する。ドイツ軍に銃殺されるべく連行されるトラックの中でも、コレリ大尉は部下たちに「さあ歌おう」と声をかける。「死ぬ覚悟をするよりも、ハミングするほうがずっと楽しい。そしてそれが、何かができるという意欲につながった」というくだりは感動的だ。戦後、長い時を経て再会する2人の「老いらくの恋」は、痛々しくも美しい。 本書は、戦争の惨禍をもやさしく包み込む「音楽」と「ユーモア」の偉大な力を読者に教える。地中海のおおらかさと、ギリシャの陽光が行間からにおってくるような好長編である。(濱 籟太) ASIN:0375417214
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| 値段: | 7,582円 |
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Don't Think Twice, It's All Right -- Bob Dylan, the Early Years: The Stories Behind Every Song
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20世紀のアメリカン・ミュージックを代表する巨人、ボブ・ディラン。本書は、彼のキャリア上最も重要な時代である1960年代に焦点を絞った音楽評論家アンディ・ギルによる解説本である。彼がこの時期いかにして才能を爆発させていったかを俯瞰しつつ、60年代に彼が発表した全10枚のアルバムに収録されたすべての自作曲についても詳細に解説する。 何よりも興味を引くのは、やはり歌詞に関する考察。当時のディランの個人的な事情(恋人との関係、音楽的創造力の高まり、ドラッグ使用状況などなど)と、それを取り巻く60年代アメリカの社会的状況の両方を視野に入れ、また関係者の証言も豊富に取り入れた内容は、ディープなマニアに対しても十分な説得力を持っている。 また、初期のギターとハーモニカによるシンプルな演奏スタイルから一転、60年代半ばからエレクトリック・ギターなどのロックのフォーマットを導入して、頑迷なフォークの聴衆から猛烈なバッシングを浴び…という有名な逸話の背景を丁寧に語ってくれているのもうれしい。改めて当時のディランの革新性に感動を覚える読者も多いはず。 ディラン関連としては、ビデオ『ドント・ルック・バック』や、98年に出たCD『LIVE 1966(ロイヤル・アルバート・ホール)』と同様に、60年代ポップカルチャーを理解する上での貴重なドキュメントとなるであろう力作だ。ディランについての知識を深めたい若いファンはもちろん、60年代アメリカの社会・文化に興味のある人は必読の書といえる。(今井直也) ASIN:1560251859
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| 値段: | 6,843円 |
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True History of the Kelly Gang
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「我々オーストラリア人にとって彼とは何なのか?」 ピーター・ケリーの著書『True History of the Kelly Gang』の最後で、校長が尋ねる。 「オーストラリアには、ジェファーソンやディズレイリのような人物はいないのか? まさか馬泥棒や殺人者以外に尊敬に値する人物がいないということはないと思うが」 死後100年以上たつ今なお、ネッド・ケリーが人々の記憶に生き続けていることに対して複雑な思いを抱いている著者も、この校長には同感だろう。病的な殺人者とも義勇軍的ヒーローともみなされているネッド・ケリーは、警察の容赦ない追跡から2年近く巧みに逃れ続けた無法者で、射撃の名手だった。良しにつけ悪きにつけ、いまや彼はオーストラリアの伝説の一部となり得た。現にシドニーオリンピックの開会式は、アイルランド音楽に合わせて踊るケリーギャングをフィーチャーしたものだったではないか。つまり、カンガルーやオリビア・ニュートン・ジョンと並んで、彼はシンボル的な存在になっているのである。 教養のない山賊の物語から、得るべきことなどあるのか? 読み進めていくうちに、答えはイエスであることがわかる。まず目を引くのが著者のナレーションによる風土色豊かな詩。力強さ、滑稽さ、文法を無視した文、アイルランドの伝説からの強い影響、開拓者たちの道徳律。この小説を偉大なものにしているのはこの「語り」であり、それはおそらく著者の輝かしい経歴の中でも最高傑作の部類に入るものだ。 作中、開拓時代のオーストラリアの様子が鮮明に描かれる。国内の1等地をイギリス人地主たちが取り上げる一方、開拓者たちは政府から無償で払い下げられた土地によって、かろうじて飢えをしのいでいたという実情。ことあるごとに権力者から搾取され、だまされ、虐待され、植民地の統治者たちに不信感を抱き続けていたケリー。そんな彼の信じたものは、おかしな話だが、言葉の力だった。 ではかれらのはなしをするとしよう彼らオーストラリア人はきびしい「法」のこわさをいやというほどしっていたしながねんの「不平等」のれきしはだいだいかれらの血のなかにつたえられてきたかれが銀行員や農場監督だったらわけもなく逮捕されることはなかっただろうそれでも心のそこからわかっていたのは監獄で白いおおいをかぶらされるのはどんなものか看守と目があっただけでむちうちにされるのはどんなものかということ…不平等がなんであるかは骨の髄にしみるほどよくわかっていたのだ ネッド・ケリーが文学的ヒーローというのは妙な気がするかもしれないが、少なくとも著者の解釈ではそうなる。主に国民に宛てて書いた一連の手紙に胸の内をぶちまけているように、話を聞いてもらうことこそネッド・ケリーの望みだった。アイルランド系の罪人の息子で極貧の生活を送っている彼にしてみれば、それは本当に大胆な野望である。ケリーの物語がオーストラリアの人々の心に響くのも無理のない話だ。 植民地支配を受けた国がどこもそうであるように、オーストラリアの建国は大勢の人の命と引きかえになされ、犠牲者たちの声なき声は人々の記憶の中に生き続けている。『True History of the Kelly Gang』の巻頭の題辞にはフォークナーの言葉が引用されている。 「過去とは死ぬことではない。過去とは過ぎ去ることでもない」 フォークナーが描いた、人々が土地を追われるあの物語にも見られるように、過去には悲劇がつきまとう。歴史そのものがそうであるように。 ASIN:0375410848
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| 値段: | 6,796円 |
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American Heritage Dictionary: Third Edition
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『The American Heritage Dictionary』の最新版が発売された。これは、辞書の細部に特に敏感なその道の通のみならず、日常の読み書きに辞書を使う一般の人々にとっても画期的なニュースだ。なぜか?『The American Heritage』は、どこの家庭にも1冊はある辞書として不動の人気を誇ると同時に(多彩な写真やイラストも人気の一因である)、私たちがふだん目にしている雑誌や新聞、それにインターネット情報の出典となる、重要な辞書だからだ。アメリカ中の作家や編集者にとって、本書は文章を書くときのスタイルや情報の基準を決める辞書なのである。 そういった意味で、この最新版は楽しみであり注目すべきものであるが、さて、その内容はどうだろうか?まず長所を挙げよう。この第4版は、現在、出版されている辞書の中で、最新の情報が最も多く盛り込まれている。1994年に出版された第3版は、今でも立派に辞書として使えるものの、多少時代遅れになってしまった。それから6年を経て登場したこの第4版には、新たに1万語が追加されている。第3版にはなかった見出し、たとえば、dot-com、e-commerce、soccer mom、Ebonics、Viagraも含まれているし、語義の面でも、"surf"に「テレビ番組やインターネット情報をあちこち見る」といった意味が加えられている。(これらは、1996年版『Oxford Encyclopedic English Dictionary』にも記載のない語義) 本書の編集委員には、文化人類学、建築、映画、法律、軍事科学、音楽、宗教、スポーツといった分野での権威が名を連ね、そのため扱っている範囲も、芸術、文化、そして技術と実に幅広い。ただ残念なことに、編集委員には医学分野の専門家が全くいないため、医学的な語義に関してはやや標準以下、という印象だ。ほかにも欠点を挙げると、語義を説明するのに同じ意味の単語を使う傾向がかなりみられる。たとえば"fuzzy"という単語の最初の2つの意味を見ると、「1. 綿毛(fuzz)でおおわれた」「2. 綿毛(fuzz)の、またはそれに似たものの」とある。加えて、語義の説明が冗長な箇所もある。たとえば、"furious"は「猛烈な怒りでいっぱいの、激しい怒りが特徴の、激怒した」とあるが、『Oxford Encyclopedic』で引いてみると、ただ「1.非常に怒った 2.激怒した」と簡潔そのものである。 だが一方、この辞書には、同義語、用法、語源について、他の辞書にはない情報を含んだ、貴重な見出しが多い。なかでも、"diatribe"という単語の歴史や、"discomfit"の用法についての説明などは興味深い。レイアウトは見やすく、語句が紺色または緑色の太活字で記されているため、語義の部分とはっきり区別できるようになっている。さらに、4000点にも及ぶカラー写真や地図、それにイラストはわかりやすく、見ているだけで楽しい。余白に、Francis Bacon(フランシス・ベーコン)と bacterium(バクテリア)と a Bactrian camel(フタコブラクダ)がカラーで描かれているページもあれば、Theodore Roosevelt(セオドア・ルーズベルト)とa rooster(おんどり)の描写が一緒に載っているページもあるし、Isak Dinesen(イサク・ディーネセン)とa dingo(オーストラリア産の野犬)と dinoflagellate(海生プランクトン)が一緒のページもある。本書は、じっくりと読むことができる魅力あふれる1冊であり、これまでの『The American Heritage Dictionary』に、賞賛をもって報いるべき学術情報をさらに加えた辞書である。 ASIN:0440218616
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A Day in the Life of Africa
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アフリカ大陸全土で、ある1日に撮られたデジタルスナップ写真集。ジェームズ・ナクトウェイやセバスチャン・サルガドなど、世界のトップ報道写真家100人が53か国へ出かけ、カイロから喜望峰まで、250枚のすばらしい映像を撮影した。ナミビアのブッシュマンから、最新流行のラゴスの音楽シーンまでと、写真は多岐に渡り、豊かなつづれ織りのようなアフリカの1日を捉えている。出版による利益はすべて、アフリカのエイズ教育プログラムの資金として使われることになっている。(Book Description) ASIN:0971802106
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A Charlie Brown Christmas: The Making of a Tradition
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1965年12月、CBSテレビで初放映され大好評を博して以来、「A Charlie Brown Christmas(チャーリー・ブラウンのクリスマス)」はアメリカで最も愛されるテレビ番組のひとつになった。毎年この季節になるとあらゆる世代のファンが、ポップ・カルチャーの定番的存在でありエミー賞を獲得したこのクリスマス特別番組を視聴する。 コレクター必見の本書には「チャーリー・ブラウンのクリスマス」の台本全文が、アニメーション映画のフルカラーのスチール写真入りで収録されている。プロデューサーのリー・メンデルソンと監督ビル・メレンデスが番組にまつわる個人的な思い出や回想を語っているのも大きな魅力で、「ピーナッツ」原作者チャールズ・シュルツとの長年にわたる友情や共同制作の現場についての楽しい逸話も紹介されている。両氏はめったに聞けない舞台裏の打ち明け話をし、優れたジャズピアニストで作曲家でもあった故ヴィンス・ガラルディの思い出を語り、初公開の背景スケッチ、絵コンテ、セル画、その他番組制作の資料などを提供してくれた。 この本には、番組の音楽を家庭でも楽しめるよう、ピアノ/ボーカル楽譜も収められている。ポップ・ミュージックのスタンダードナンバーになったガラルディの「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」と「ライナス&ルーシー」の2曲である。 最初の「ピーナッツ」特別番組となった「チャーリー・ブラウンのクリスマス」に登場したのは、チャーリー・ブラウン、ライナス、ルーシー、スヌーピーと仲間たちである。この番組はジャズ音楽を導入して旧来のアニメーションの型を破り(番組を見た何百万人もの人々がジャズというものを初めて聞いたし、当時のジャズピアニストたちの刺激にもなった)、さらに大人の俳優の代わりに本物の子どもたちを声優として起用して新しい境地を切り開いた。シュルツ、メンデルソン、メレンデスらがこうした斬新な手法を取り入れたからこそ、「チャーリー・ブラウンのクリスマス」はアニメーション・アートにおいて他の追随を許さない、不朽の名作となり得たのである。 『A Charlie Brown Christmas: The Making of a Tradition』は、心暖まる思い出や印象深いエピソード、豊富なカラーアニメーションなどをふんだんに紹介してエミー賞を受賞したこの画期的な番組に光を当て、あらゆる年齢のファンが楽しめるものとなっている。 ASIN:006076659X
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